合同会社 Lino

代表 中野織由美

男女同権、女性の社会参画などと言われる社会にあって、それは、女性が男性を出し抜くとか、女性が男性の上に立つということではなく、ただ、女性がありのままの自分で生きられることがようやく社会的に容認されてきた時代になったということを意味していると思います。しかし、この「ありのまま」生きるということがことのほか難しく、ありもしない常識や固定された概念に縛られて生きづらそうにしている女性が多いのが現状だと感じています。
わたしの願いは、固定化された枠や常識にとらわれている女性を楽にしたいということです。それは難しいことではなく、例えば漫画家の西原理恵子さんの言葉を借りると、こんなことです。
・笑いあえる友人をつくる
・考え込まないクセをつける
・不条理なことや他人の問題に首をつっこまない
・文句だけでなく、いいことも言う

これだけのこと、と思われるかもしれませんが、こんなことが女性を縛り、身動きできなくしている状況をよく目にします。女性を生きづらさから解放する。または、女性が自分に自信が持てる。または、女性がありのままの自分を受け入れることができる。この手段として、わたしは長くやっているフラダンスがあります。わたしが提案するフラは、ただ習い事としてストレスを発散したり楽しくなっておわったり終わる場所ではなくて、フラを通じて深い意味や笑顔を大切にして、女を上げる場所、本来の無邪気で夢を持っていた純粋な自分に戻る場所にしたい。そういう意味の「女性支援」を事業としたいという希望を持っています。

「心・技・体」を整え、たくさんの人が魂にすなおに生きられる社会を実現する

合同会社 Linoの理念です。

そのために自分にできることは何だろう?と、考えに考え、この会社を立ち上げました。

私、自らが自分の本当の気持ちにすなおになり、好きなコトを生業にする!
そう考え、事業内容を決めて行きました。

わたしはフラをはじめて12年目の今年、スクールを立ち上げることにしました。ただフラが好きで、フラを通して多くの人の笑顔が見たい、それによって、楽しくて前向きで元気な気持ちを一緒に実感したい。そんな思いを持った仲間が集っています。定期的に開催しているレッスンには、親子で参加されている方も多くいらっしゃいます。実は、子どもの成長にとって、お母さんの笑顔は最高の栄養です。しかし、家事や仕事に意識が奪われたりしていると笑顔はいともカンタンに失われてしまいます。お母さんが笑顔でいられるために。ココロに音楽を。カラダにリズムを。音楽や踊りがしぜんと湧き上がってくる日常は、人生そのものを豊かにしてくれます。
このスクールは、フラの技術向上が目的ではありません。技術の向こうに見える笑顔や楽しさ、楽しい気持ちなどにまなざしがあります。

フラダンスの衣装製作の腕を生かし、女性の美しい髪を彩る、ヘッドドレス・ヘアクリップなどの製作・販売を行う事業も立ち上げました。そのヘッドドレスを見た時の笑顔を思い浮かべながら、1つ1つ心を込めて丁寧に作る時間は私のとっておきの癒しの時間でもあります。手作業ですので、大量生産はできませんが、たくさんの女性のハレの日を飾るお手伝いができる。それは、これ以上にない喜びでもあります。


わたしは、自身が離婚を経験し、その際に経済のこと、年金のこと、社会のこと。分かっているようで何も理解していなかったことを思い知らされました。シングルマザーとなり、あらゆる人や場所に相談に行きましたが、資産をいかに減らさないか、いかに質素に暮らすか、という提案ばかりでした。なぜ、1人で頑張っているのに、生活の質を落とす必要があるのだろう!なぜ、豊かに暮らしてはいけないような暗黙の了解があるのだろう!と、とても疑問に思いました。そこで、今までは全く縁のなかった株式投資の勉強を始めました。シングルマザーは仕事も家事も1人で両立しなければなりません。企業が倒産しないという保証はなく、給料や退職金も伸び悩んでいるのが現状です。これ以上、副業などを増やして疲弊せず、子どもとの時間を大切にしながら資産を増やしたい。そう思い、勉強を始めました。
決して甘い世界ではありません。しかし、習得すれば一生物のスキルになります。株式投資を勉強することは、経済や政治にも関心をもつことと繋がり、経済参画できているという喜びにも繋がります。自身の手法をお伝えすることで、わたしのように悩んでいる人の力になりたい。そんな想いでコーチング事業を立ち上げました。

 

 

【プロフィール】

1976年生まれ。香川県生まれ、香川県育ち。娘と愛犬の3人家族、シングルマザー。臨床工学技士として、約16年間病院に勤務。主に人工透析施設に携わり、500名以上の患者様の治療に携わる。医療機器の保守・点検・操作に加え、月に約280本の穿刺作業やバイタルチェックも行う。人工透析導入となる背景に2型糖尿病の増加があり、一次予防として食生活の改善に興味を持ち、野菜ソムリエプロの資格を取得。その後、ベジフルビューティーの資格も取得し、食育活動やインナービューティー講座などを行う。東日本大震災後に、地元の農家・野菜ソムリエと協力しチャリティーイベントを企画。1000人以上集客、翌年には2000人以上の集客を上げ、義援金を被災地に送る。2013年、高松市創造都市推進審議会委員・高松市創造都市推進懇談会委員に選出。創造都市推進のための骨子案作りやプロモーション動画作成に携わる。高松市創造都市推進懇談会の有志を中心に、一般社団法人Coクリエーション設立。高松市産業振興課からの委託事業として、2013年10月から同年11月まで、市民の連携や異業種交流を促すことを目的とした社会実験、「紺屋町カフェ」を運営。30歳から始めたフラダンスでは、ディスニーランドのオーディションに合格。2度、ディズニーのステージに上がる。その他、多数のイベントに出演。病院勤務の傍ら、2017年4月に同好会 Lino〜hula&oritahiti〜を設立。口コミのみで約10名のメンバーと共にフラダンスを楽しむ。2018年4月、合同会社 Lino設立。現在は、マネーコーチとなるべく、株式投資・仮想通貨トレードを勉強中。将来的には、野菜ソムリエ講座、マネーコーチなどのセミナー活動も行う予定。